北見和牛

目覚めたばかりの朝の牧場は、まだ牛たちも起きてはいないようです。
朝日が昇るとともに、鳥は朝の歌をかなで、木々は枝を揺らして踊ります。
もうすぐです。
空がオホーツクブルーに色を塗り替えるのは
そしてこの牧場から、牛と人の物語は始まります。

大切に大切に育てる。安心できる品質に命をこめて。

安全なものを

食は健康、命の源、口に入れるものが安全であることは当然のことです。
北見和牛はまず、安全であることを保証するために、牛の出生からすべてに自分たちの手をかけ、管理しています。すべてが明らかである、このことほど安全なことはありません。

偽りのないものを

私たちは、消費者のみなさんを偽ることはしません。
自分たちが丹精込めて育てた牛とその製品には、なにも隠すことはないのですから。そしてなにより、愛情を持って行っている自分たちの仕事に、偽りはないからです。

心満たすものを

美味しいものは、人の心までを満たしてくれるものです。
素直に「美味しい」と言っていただくことが、なによりも賛辞です。美味しいと言っていただくために、ただ一生懸命に真面目に牛を育てています。

「北見」の名にこの土地で生きる思いを込めて。

未来ファームは、オホーツク地方北見盆地の東に広がる丘陵地にあります。この地で四代続く農家である当社代表・中野克巳は、代々営んできた稲作・畑作と決別し畜産への転換を図りました。この地で生まれ育った自分が、この地の風土で育てた銘柄牛を生み出したい、その決意がいま「北見和牛」となって世に送り出しているものです。
自分が生まれ育ち愛する郷土。その土地で自分が愛情を持って育てた牛。「北見和牛」と土地の名を冠しているのは、単に産地表示というだけではなく、この地に対する愛情と誇りを込めた、私たち未来ファームの思いなのです。
この牧場で幸せに暮らしているお母さん牛から、元気な子牛が生まれました。
子牛は生まれてまもなく母牛と離されてしまいます。
それは子牛を大切に育ててくれる人の手に預けられるからです。
子牛は人の愛情をたっぷり受けて、健康に育てられます。
そしてまた、生まれた牧場へと戻るまで大切に大切に…

この環境と人があってこそ生まれる北見和牛

自然の丘陵を生かした牧場で放牧

夏の間は、北見市営本沢牧場で放牧・広々とした環境のもと、適度の運動とたっぷりの牧草によって健康な牛が育ちます。

健康な牛から生まれる健康な子牛

出産を間近に控えた母牛は、中野牧場に戻り、分娩に入ります。運動充分な牛はほとんどスタッフの介助なしに自力で元気な子牛を出産します。

生後約一週間でカーフハッチへ

生まれた子牛は生後一週間から10日で、個別の枠(カーフハッチ)に移されます。子牛たちには、発育に必要な栄養を含んだ代用乳(ミルク)を与えます。

生後2~3カ月間は個別管理

生後2~3カ月間は個別の枠の中で感染症やケガを予防し、成長の度合いに合わせた個別管理を行います。この時期はしっかりした骨格作りと体高を伸ばします。

栄養たっぷりの自家農場の牧草

牛たちの主要な餌となる牧草は、自家農場で生産しています。たっぷりと太陽をあびた牧草は、栄養価の高い飼料となります。

成長段階に合わせた飼料

生後4ヶ月以降は「腹づくり」の時期です。栄養豊富な自家産良質乾草をたっぷり与えます。配合飼料は控えめにします。

脂肪をつけ肉質を向上させる

10ヶ月目頃からは肉質を最良に仕上げていく肥育段階に入ります。十分な配合飼料と粗飼料を与え、肉質を決めるサシの細胞を発達させます。

30ヶ月目で最良の状態に仕上げ

生後約30ヶ月目頃を出荷の目途に、肉質を仕上げていきます。十分に肉を付けた牛は、体重が700~800kgにもなります。

「安心・安全」。当たり前のことを真面目に。

北見和牛の基本は「安心・安全」であることです。そのために出産から肥育、出荷まで、その牛の一生を自かたちで見守ります。

私たち未来ファームのスタッフの手が行き届く範囲の飼育頭数を守り、牛たちにストレスをかけない快適な環境を提供しています。牛肉を卸すにも、互いに信頼しあえる業者のみと契約しています。

消費者の口に入るまでしっかりと見届けたい、この当たり前のことを続けていきます。

未来ファーム

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